,

色の3原色と色覚

色の3原色というのがありますが、人の視覚に三原色に対応する器官があるからそう見えると思っていました。ふと疑問に思ったのですが虹は波長が長い方から、赤で始まって青を通り越して紫になります。三原色的には紫は青+赤なのでなんでだろうと思って検索してみました。
色を判別するのは錐体細胞といって普通の人間には赤緑青に対応する3つがあります。ですがその細胞が反応する波長の範囲が単純な山ではなく、赤の細胞が波長の短い光波にも反応してしまうため、紫に見えるということのようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Cone-response.png
つまり虹の紫とディスプレィの紫は物理的には違うものということのようです。
ついでに得たまめ知識ですが、
錐体細胞は光量を必要とする。これとは別に明るさは桿体細胞で判別している、このため暗闇では白黒にみえる。
生物の進化上元々は4色に対応する錐体細胞があり、もっと短い波長の判別もできた。は虫類や鳥類はいまでも4色に対応していると考えられる、人間もまれに4色に対応している人がいることが確認されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E8%89%B2%E5%9E%8B%E8%89%B2%E8%A6%9A
ほ乳類は夜行性のものが多いので霊長類以外はもう一色(緑)退化して2色型色覚がおおい。